20年ほど内戦をしていた国、モザンビーク
青年海外協力隊のPC隊員として、モザンビーク今います。この職種が要請された経緯は、教員養成学校でコンピュータの授業を担当する先生が必要だったからです。なぜ必要なのかと言うと、モザンビークは1975年の独立後1992年の平和協定まで20年ほど内戦をしていた国です。2012年の国連人間開発指数調査ではモザンビークは187ヵ国中185位で、まだまだしから数えた方が早い貧しい国であり、課題も沢山ある国です。
初等教育無償化政策導入で、教員が不足中
ポルトガルの植民地であった頃は、ポルトガル人はモザンビークの人々に対してほとんど教育しなかったそうです。独立後すぐ内戦となり、戦乱が20年以上続いたため、教育体制がまだしっかりしていません。そんな教育を立て直すため、モザンビークでは2005年から初等教育無償化政策導入しています。そのため、生徒数は年々増えていますが、各学校で教員が不足しているとの事。
教員養成学校でPCクラスを担当
その初等教育学校(日本の小学校1年から中学校1年の学年に相当)の教員数を増員する目的として、モザンビーク国内に25校の初等教員養成学校が設置されています。そこで多くの教員を養成することで、初等教育ができる教員不足解消を目指しています。
その1つでザンベジア州の州都キリマネと言う街にある初等教員養成学校で、コンピュータクラスを担当しています。情報クラス(コンピュータの授業)を担当し、授業ではマイクロソフトWord・Excel・PowerPoint・Windosの基本的な使い方・インターネットの操作方法などの授業を実施したり、また学校内のPCを管理・メンテナンスもしていく予定です。